婚活の落とし穴2
後で思えば、修正して正解だったと思う。
佐和子がお見合いデートに漕ぎつけることのできた男性は、容姿はともかく年収はだいたい300〜600万円の範囲内だったからだ。
あのまま担当者の言うままの条件でお見合いをしていたとすれば、お見合い相手がいなくて長期会員に・・・という流れになっていただろう。
大手でさえこの調子なのだ。
結婚活動には落とし穴が山ほどある。
余談だが、男性会員も似たようなものらしい。
席を立った担当者を待っている間、佐和子は隣のブースから聞こえてくる会話に聞き耳を立てていた。
どうやら客は42〜3歳ぐらいの男性で、顔は見えなかったが話の流れから中小企業の会社員で年収はだいたい400万円ぐらいか。
客「僕は年下がいいんですけど、あまり年が離れすぎても話が合わないでしょうし、37〜8歳ぐらいまでなら・・・」
担「ダメですよ●●さん〜。
ウチは業界最大手で会員数は女性だけで数万人いるんですよ。
つまりそれだけ多くの女性が貴方の結婚相手候補ってことですよ!」
客「はぁ・・・」
担「特に最近は婚活してる女性が急増してるんですよ。
隣のブースもかなり美人な女性ですし(*どうやら佐和子のことを指しているらしい)もっと強気に出て良い条件の花嫁さんをゲットしましょうよ。
そうですね〜29歳ぐらいまで、と」
客「え〜〜〜〜そんなに若くていいんですか?」
担「いいんです!」